同シーズンに複数チームからの出場を禁じているルヴァン杯 サンフレッチェ広島FWレアンドロ・ペレイラが出場できた理由は?
- 2019.09.05 12:58
- 132
きのう行なわれたルヴァン杯プライムステージ準々決勝第1戦で、サンフレッチェ広島は北海道コンサドーレ札幌と対戦。
サンフレッチェ広島は敗れたものの、今夏に松本山雅FCから加入したFWレアンドロ・ペレイラがアウェーゴール2点を挙げる活躍を見せました。

しかし、これまで「夏の移籍で加入した選手はあまり見ない」が定説のルヴァン杯。
というのもの、ルヴァン杯のレギュレーションでは2つのチームから出場することはできないと定められており、移籍元のクラブでルヴァン杯に出場していると移籍先で出場できなくなるからです。
昨年の久保建英選手がこれに該当し、FC東京でグループステージに出場していたため、夏に期限付き移籍した横浜F・マリノスが決勝まで勝ち進んだものの一切出場できませんでした。
久保建英、規定により横浜FMではルヴァン杯出場“NG”…3月に大会史上最年少ゴール記録 https://t.co/7cfn8PFF7v #gekisaka #jleague pic.twitter.com/SHUFZzefbV
— ゲキサカ (@gekisaka) 2018年8月17日
ではレアンドロ・ペレイラはどうだったのかというと、松本山雅FCでグループステージに出場記録あり。
ということは、松本山雅FCでグループステージに出場し、さらにサンフレッチェ広島でプライムステージに出場していたことになります。
これはもしかして広島さんやらかしてしまったのでは……?

そんな声がツイッター上に多く見受けられたので、気になって調べてみました。
レアンドロ・ペレイラがルヴァン杯に出場できた理由は

レアンドロ・ペレイラが移籍後も出場できた理由はルヴァン杯のレギュレーション変更にありました。
こちらが昨季までのルヴァンカップの試合実施要項。
[Jリーグ]2018Jリーグ YBC ルヴァンカップ試合実施要項
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/regulation/2018/19.pdf
第5条〔出場資格を得るための登録期限と出場資格〕
2018 年 10 月5日までに協会への選手登録およびJリーグ登録を完了した選手のみが試合への出場資格を有する。選手はグループステージ、プレーオフステージおよびノックアウトステージを通じ、2チーム以上のために試合に出場してはならない。
2018 年 10 月5日までに協会への選手登録およびJリーグ登録を完了した選手のみが試合への出場資格を有する。選手はグループステージ、プレーオフステージおよびノックアウトステージを通じ、2チーム以上のために試合に出場してはならない。
そしてこちらが今季のルヴァンカップの試合実施要項。
[Jリーグ]2019Jリーグ YBC ルヴァンカップ試合実施要項
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/regulation/2019/17.pdf
第6条〔出場資格を得るための登録期限と出場資格〕
(1) 2019 年 10 月4日までに協会への選手登録およびJリーグ登録を完了した選手のみが試合への出場資格を有する。
(2) 選手はグループステージおよびプレーオフステージまたはプライムステージを通じ、2チーム以上のために試合に出場してはならない。
(1) 2019 年 10 月4日までに協会への選手登録およびJリーグ登録を完了した選手のみが試合への出場資格を有する。
(2) 選手はグループステージおよびプレーオフステージまたはプライムステージを通じ、2チーム以上のために試合に出場してはならない。
“2チーム以上のために出場できない”対象の言い回しが変化しているのがおわかりでしょうか?
2018年 「グループステージ、プレーオフステージおよびノックアウトステージを通じ」
2019年 「グループステージおよびプレーオフステージまたはプライムステージを通じ」
2018年は全ステージを通じて2チーム以上でプレーするのはダメでしたが、2019年はグループステージとプレーオフステージ《または=OR》プライムステージを通じて2チーム以上がダメとなっています。
(読点の解釈はこちらをご覧ください)。
分かりやすく図にするとこんな感じ。
2018年はとにかく2チーム以上で出るのはダメだったのが、2019年は決勝T(プライムステージ)を分けて、それぞれにおいて2チーム以上の出場はダメ、と区別するようになりました。

つまり今回のレアンドロ・ペレイラのように、グループステージで出場したチームとプライムステージで出場したチームが異なっていたケースは規定上問題なしとなります。

おそらく久保選手のように、せっかく夏の移籍期間で新チームに移っても規定によって出場機会失うのは不条理だということで改正されたのだと思います。
それなりに大きな変更のように感じますが、報道では取り上げられてませんでしたね。
ちなみに、きのうのプライムステージ準々決勝第1戦に出場した鹿島アントラーズのMF小泉慶(柏レイソルから移籍)、名古屋グランパスのDF太田宏介(FC東京から移籍)も同様。
グループステージではそれぞれ移籍前のクラブで出場してましたが、この改正によって出場が可能になったようです。
ブログRSS
アンテナサイトRSS
おすすめ記事
132 コメント
コメントする
-
※118
法律の条文を策定する際に使用する表現について、一応のルールは明文化されていますよ。
「条文の読み方」でググって下さい。
しかし、全ての条文がこれに従っているわけではないので、そこに解釈が必要になります。
また、こうした明文化されたルールに即していない条文は、「極端に少ない」わけではありません。今回の規定は法文作成のプロではない人(これには大多数の弁護士も含まれます)の作成による内規ですから、なおさらきちんと一応のルールに従ったかどうか疑問ですし、改正の経緯を踏まえて解釈しなければ、このような曖昧でどうとでも読むことができる文言から作成者の意図を読み取ることはできません。








ID: Q1ZWNmOGI1
こいつ普通にエグかったぞ
なんなら去年のパトリックより点取りそう
シュートの精度と威力が他のJの助っ人とダンチ
ID: I4NjE0Mzli
分かりやすい。管理人さんありがとう。
ID: Y1ODNiOTBj
ニホンゴームツカシィネー
ID: c2NzFlNGZj
そもそもこの手の縛りってリーグ戦での相互作用を想定してのものだから、トーナメント戦まで含めてたのが意味わからんレベル
ID: c2M2JkYTE3
そこまで気にしてなかった
ID: g1M2U4MDEz
いい改正
ID: FkMmUxODM4
素直に読めばプライムステージの時点で切断されて出場できる…という記述なんだけど
Jリーグの規約はときどき信用できないからなー!あと電話での確認とか!
ID: UyNTg0ZmZk
わかりやすい!
ID: RiNWE2YzI1
この選手は凄かった
ID: FmOTliMzEz
な~に~やっちまったな(クールポコ)
ID: I1MjdlYTc0
なぜ山雅では出場機会が得られなかったのか…
ID: ZlMDY1YWFl
AおよびBまたはC
って
A and B and C
にも読めるが
(A and B) or C
ってことなのか
ID: RkYTU5MGEx
詳しく教えてくれて助かります!
ありがとう管理人さん!
ID: BmYjI4MWIx
というわけで相馬きゅんも怪我が治れば出れますのであしからず
(準決勝が名古屋立った場合は駄目だけど)
ID: RiZmY2ZTBi
サッカーブログみたいだ
ID: llNTRlODhl
広島さん、ペレイラ買い取りませんか?
ID: Q3YmU5NzA4
ウチでは使いこなせてなかったから、こういう活躍を見ると凄く複雑…
ID: Y4MDY0YThi
大体なんだよプライムステージって
決勝トーナメントでいいじゃねえか
ID: ZlNmM2NjUz
ウチだと周りが誰一人J1レベルに無くてFWは輝けないわな。後ろの水本は凄く助かってるので、交換でお互い完全移籍になってくれたらいいな。
ID: UzYjFiNmIx
ウチのタマちゃんも神戸で出てたけど
昨日の吹田でスタメンだったから
ん?
と思ってました。
解説ありがと