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山梨県がJITリサイクルインクスタジアムでのACL開催実現を目指す?実際の知事会見を確認してみた


先日のヴァンフォーレ甲府の天皇杯優勝を受けて、山梨県の長崎知事が定例会見で県民栄誉賞授与の考えを表明したニュース。
その中で、知事がヴァンフォーレ甲府の本拠地・JITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)でのACL開催実現を目指す方針も報じられていました。

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ACLはJリーグのスタジアム基準よりも厳しい要件があり、今月12日にクラブの佐久間悟社長は別のスタジアムで開催する考えを示しています。
しかし、もし山梨県がACL開催を目指して動くとなると、それは必要な改修工事を行うという意味であり、ヴァンフォーレフィーバー極まれりという状況なのですが、


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この会見のやり取りが山梨県の公式YouTubeチャンネルに公開されたので、該当箇所を確認してみました。




記者:
ヴァンフォーレについて、来年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に参加できるということですが、ただスタジアムがその要件に当てはまっていないということで、総合球技場に関しては、知事はスポーツの戦略の中で継続検討というのは状況にしていると思いますが、現時点での総合球技場の整備に対する考え方、今後どのように検討していくのかお願いします。

知事:
まず事実関係から申し上げますと、先月Jリーグから発表されました来シーズンのクラブライセンスに関する事項によりますと、ヴァンフォーレ甲府が取得したJ1クラブライセンスによりまして小瀬競技場でのACL開催が可能であるとなっております。来年5月にアジアサッカー連盟で判定会議を行うこととなっており、今回のJ1クラブライセンス取得により、来季のACL開催可能を確約するものではない、という状況ではあります。今後、小瀬競技場でのACL開催の可否につきましてJリーグなど関係機関とは協議確認してまいりたいと思います。

その上で総合球技場に関してですが、まずはですね、ヴァンフォーレの大活躍で大いに盛り上がっているわけで私としてもできる限りのことはしたいとは思いますが、ただ以前からの検討の中で、建設に関しては大変巨額の費用がかかり、併せてランニングコスト、要は毎年毎年の運営経費も億単位のものがかかると見込まれています。現状、物価高やコロナ禍からの立ち上がり局面で、あるいは円安で経済情勢が良くなくて、そこに対して行政としてしっかり向き合っていく必要があり、こういう状況の中でではやはり財政資金というのは限られるものであって、これをどう振り分けるかというのは、我々としてはまず生活や生命ですとか、そういうものを大切にしなければならないと思っております。

そこで、これまでも民間経済界の力を使ってこの球技場について、山梨県経済の中にしっかりと組み込まれ、それが様々な波及効果を持って、それを運営することがスポーツのみならず、地域全体あるいは地域経済を活性化させるような土台を作っていかなければならない。こういう取り組みももう既に3年以上になりますが、スポーツで稼げる県作りをと。これまで本県におけるスポーツは体育の域を出なかったわけですが、そうではなくて、スポーツで稼げるそもそもの地域を作る、社会構造を作っていこうという取り組みのもと、スポーツ振興局を立ち上げ、また「やまなしスポーツエンジン」を立ち上げ、それを稼働させているわけですです。「やまなしスポーツエンジン」につきましては昨日、南アルプスの林道でいよいよ本格的な実証実験も行っていると。要はスポーツで稼げる県づくりの土壌改良は着々進んでいるというところではあるんですけれど、まだその取り組みをさらに進めていかなければならないと思います。こういう取り組みをしっかりと進めて本県がスポーツで稼げる地域になっていると、多くのその民間投資家をはじめ、ビジネス界の皆さんがそういう認識を共有していただき、それがあるが故に、じゃあ総合球技場を作って、さらに叩いていこうとそういう雰囲気、認識ができできるようになるべく早く持っていきたいと思いますし、そういう認識が生まれてですね、それはある程度の盛り上がりになるようでしたら、最後の一押しを行政で、総合球技場にゴーサインに出そうというような話になるんじゃないかなと思います。またそうなるように、我々もこれまで以上にスポーツで稼げる県づくり、ひいてはそれが最終的に総合球技場の建設につながっていくように全力を尽くしていきたいと改めて意を強く取り組んでいきたいと思います。




知事、しょっぱなから少し認識を誤っているような……
ACL開催に必要なAFCライセンス申請は今回から原則としてJ1ライセンス取得クラブを対象に行われますが、ACLの開催可否に関しては未定。
また、今年J2、J3ライセンス取得のクラブでもAFCライセンス取得の可能性はあります(J1ライセンス申請を見送った時点で実際は難しいですが)。


[Jリーグ]J1クラブライセンス交付規則 運用細則
https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/02_clublicense20220101.pdf



2段落目以降からの説明を読む限り、スタジアムの改修や建設についてはまだまだ難しいという認識のようで、機運が高まるのを待つというスタンスのようです。
ということで、ニュースの伝え方もあまり正確ではなかったかもしれません。

現実的にはやはり代替地を用意してAFCに申請することになりそうです。

138 コメント

  1. リサイクルインターチェンジスタジアムってどこ・・・
    甲府中銀じゃ無かったの?

  2. ACLまでに新スタ建てよう

  3. ※1
    全部違う!!!

  4. 新しく球技場作るんじゃなくて今のスタを改修したいんじゃないかなぁと思えてきた

  5. なるほどね
    3行で頼む

  6. どこのスタジアム って思ったら 今はこういう名前なのね?
    あまり食欲を刺激しないのは残念ではあるが……

  7. ※3
    ごめん、インターチェンジはさすがに変換ミス・・・
    ほんまはリサイクルインターナショナルスタジアムやと思ってました・・・

  8. ※1
    君、さすがにわざとやろ?
    JITリサイクルインクスタジアムや
    メイプル超合金がCMしてるんだよなぁ

    知事については「もう少し調べてから喋れよ」で終わり

  9. 東京スタジアム使っていいよ
    スタグルにほうとう持ってきてきてね

  10. 現実はシムシティほど上手くいかず
    まあシムシティでも上手くいったためしはないのだけど

  11. じっと待つことしかできないのか。。。

  12. 巨峰は寝て食え

  13. スタジアムに関しては要するに先々の見通しを含めて金が足らんと思われているわけだ
    今回の優勝を契機に動員が増えてJ1に上がれたりすれば可能性も出て来るんじゃないか

  14. 甲府が東京に近くて良かったよ

  15. 頼もしい知事だなぁ

  16. 10年後に出来てたらいいなぁ
    という感想ですはい

  17. 甲府付近の中央道にある「東京まであと1時間」の立看板を見るたびに山梨から東京って近いんだなと思ふ。なお小仏トンネルの大渋滞。

  18. 今の状態でACL規格に引っ掛かるのって何?
    座席だけなら突貫で何とかなりそうだけど…

    クラファンやるなら協力するよ

  19. この知事甲府の新スタ作る!って言って当選したら全部無かったことにした知事でしょ?

  20. 甲府遠征行ったときスタジアム周辺に色んなスポーツ施設あって良いなあと思った記憶
    ちょっと古かったけど笑、アマチュア含めてスポーツで人呼ぶのは可能性ありそうだと思うんだけど

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