中国サッカーで選手がLED看板に頭部強打し下半身麻痺の危機に…広西平果FC前田浩二監督が怒りの会見
5日に行われた中国甲級リーグ(2部リーグ)で、痛ましい事故が起きたそうです。
この日、広西平果FCはホームで重慶銅梁龍FCと対戦しましたが、この試合で広西平果FCのアサモア選手はLED看板に頭を打ちつけ、選手生命に関わる大きな怪我を負いました。
アサモア選手が負傷したのは後半4分。
タッチラインに流れるボールを追っていたところ、重慶銅梁龍FCの選手に後ろから突き飛ばされ、ピッチ脇のLED看板に頭部を強打。
すぐにピッチに救急車が乗り入れ、病院に搬送されました。

こちらが試合後のクラブの発表。
アサモア選手は頸椎の骨折・脱臼などにより、神経圧迫が起きており、重度の下半身麻痺の可能性があるとのこと。

アサモア選手の頸椎C2~C6の脱臼と骨折、および神経圧迫を起こすC5とC6の椎骨の癒合(第5頸椎の骨折)が判明しました。これにより、アサモア選手は重度の下半身麻痺の危機に陥っています。シーズンの残り試合を欠場することになり、選手生命に深刻な影響を与える可能性があります
この危険なプレーに、広西平果FCの日本人監督・前田浩二監督は怒りの会見。
重慶銅梁龍FCを激しく批判しました。

前田監督会見:
スポーツマンシップを失ってまで昇格したいのか。こんなことをして中国スーパーリーグに昇格したいのか?これでホームのファンと一緒に祝うのか?中国に10年以上住んでいるが、試合中に救急車が2台も呼ばれたのは初めてだ。こんなことをして、本当に中国超級に昇格したいのか?(広西平果FCが敗れたので)負け惜しみなどと言われているが、これで昇格するのは恥ずかしくないのか?監督の張さん(※1)は私が選手のときの監督だった。「そこまでして勝ちたいのか」と問いたい。試合後も誰一人謝りに来ない。サッカーは人を傷つけたり、殺したりするものではない。LED看板を見てください。壊れてます。そこまでして超級に行きたいのですか?このようなチームに負けてしまったことは恥ずかしい。だが私達の選手を誇りに思う。ファンも最後までよく応援してくれました。より団結して、あと5試合を私達は戦います。
本当に失礼な対戦相手でした。相手の選手たちは私達に「バカヤロ(※1)」と叫びました。これがスポーツの発展ですか?こんなに恥ずかしいチームと対戦したのは初めてです。
※1 重慶銅梁龍FCの張外龍監督は2000年にヴェルディ川崎で監督を務め、当時前田浩二監督は選手としてプレー
※2 「バカヤロ(八嘎呀路)」は日本語の罵り言葉として中国でもよく知られています。
スポーツマンシップを失ってまで昇格したいのか。こんなことをして中国スーパーリーグに昇格したいのか?これでホームのファンと一緒に祝うのか?中国に10年以上住んでいるが、試合中に救急車が2台も呼ばれたのは初めてだ。こんなことをして、本当に中国超級に昇格したいのか?(広西平果FCが敗れたので)負け惜しみなどと言われているが、これで昇格するのは恥ずかしくないのか?監督の張さん(※1)は私が選手のときの監督だった。「そこまでして勝ちたいのか」と問いたい。試合後も誰一人謝りに来ない。サッカーは人を傷つけたり、殺したりするものではない。LED看板を見てください。壊れてます。そこまでして超級に行きたいのですか?このようなチームに負けてしまったことは恥ずかしい。だが私達の選手を誇りに思う。ファンも最後までよく応援してくれました。より団結して、あと5試合を私達は戦います。
本当に失礼な対戦相手でした。相手の選手たちは私達に「バカヤロ(※1)」と叫びました。これがスポーツの発展ですか?こんなに恥ずかしいチームと対戦したのは初めてです。
※1 重慶銅梁龍FCの張外龍監督は2000年にヴェルディ川崎で監督を務め、当時前田浩二監督は選手としてプレー
※2 「バカヤロ(八嘎呀路)」は日本語の罵り言葉として中国でもよく知られています。
前田監督も話していますが、実はこの10分後、広西平果FCは黄威選手も相手からのタックルで負傷しています。
黄威選手もスタジアムから救急車で病院に搬送され、右下脛骨骨折と腓骨皮質骨折で緊急手術を受け、全治8か月の重傷と判明。

重慶銅梁龍FCはクラブ公式微博で謝罪を表明。
怪我を負わせてしまった所属選手が、アサモア選手のお見舞いに行ったことを報告しました。

一方で、そもそもLED看板の設置位置に問題があったのではないかという意見も出ています。
今回のように後ろから突き飛ばされたのは悪質ですが、タッチライン際の競り合いで転倒が発生することはよくあることで、仮に悪質なプレーでなかったとしても、あんな近くにLED看板を置いていれば選手を怪我をさせるリスクがあったのではないかと、スタジアムの管理を批判する声もあるようです。
ちなみに、日本で使用されているピッチ脇のLED看板は、表面の無数のシリコン突起により衝撃を逃がす構造になっているものが一般的らしいのですが、この中国の看板がどういうものなのかは不明。
いずれにしても選手が安全にプレーできる環境やルールは不可欠で、いまは両選手が再びピッチに戻れることを祈るばかりです。
ID: ZjNmQ5YjQ4
あの横にやたら長いLED看板は日本じゃ使われてないよね
もっと小型のビジョンをつなぎ合わせるタイプで、衝撃受けたら部分的に後ろに倒れるはず
ID: VmMmU1M2M3
ただただ負傷した選手に鶴
ID: kwODdjZjUy
倒れた後に足を曲げてるから麻痺はないんじゃないかな…
それとも後からだんだん麻痺してしまうもの?
ID: JlYzZiNzU5
トラックがあって無駄に拾いフィールドなんだからもう少しピッチから離して看板設置したらいいような気が…
ID: QyMWM1OGQ2
選手生命どころか日常生活も激変してしまうな
後遺症なく回復することを祈る
ID: IwNzI5NWRj
怖くて映像見れないけど
前田監督の怒りの言葉が伝わってくる
ID: IxNTQyNzU1
※3
直後に動いたとしてもどんどん麻痺していくパターンもある
ID: M3NjJlY2Zl
10分間に救急車二台とか
相手チームは暴力に麻痺してるだろ
ID: E0ZmRiMjdh
サッカーに怪我は付きものとはいえ、こういうのはどこにリーグであっても見たくないよねぇ。
ID: Y4OGM3MDMw
あれで試合後も誰一人謝りに来ないっていうのがなんというかもう…
ID: VkMzQ1ZDBj
さすがにこんな目に遭わされたら怒り狂うわ。
しかも2人も。
自分とこのクラブがやられたら、永久出禁食らおうとも怒り狂って殴りかかりに行きそうな気がする。
前田監督はよくそれで耐えたなと思うわ。
ID: Q5MDQ3ZDk3
重度の下半身麻痺の可能性の選手はもちろん
そのあとタックル受けた選手の全治八ヶ月もひどい
ID: JjZGFkNGI1
1人目が悲惨すぎるのはさて置き、2人目の怪我もめったに起きないレベルの大怪我じゃないか
ID: VmNWFiMmRj
アサモア、遠藤冨安鎌田がいた時代のシントトロイデンで中盤でよく出てた選手じゃん…
ID: QwMDBkNzRl
頚椎損傷の疑いがあるのに担架で運ばず、無理やり体を起こして救急車に押し込んでたな
救護班なにしてんだよ
ID: NjNDc3OWJj
これはだめだ、
とりあえず、選手の無事を祈ります。
ID: UwMWIyMzVj
2人の骨折の説明読むだけでバイオレンスすぎる
これで超級昇格するんか
ID: RiNzE0ZWNm
こんなんだから、中国のサッカーはカンフーサッカーって言われるんだよっていう典型的な例になりそう。
ID: cwYmM0N2Ri
悪質なプレーなことは間違いないんだけどこれは設備側にも問題あるよね
最近イングランドの下部リーグでもタックルされて壁に頭ぶつけて亡くなった選手いるし本当に危ない
両選手に鶴
ID: Y2ZWRmZDc4
こんなことがまかり通っているうちは、あの国がW杯に出ることはないだろうね