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ルヴァン杯でAC長野パルセイロと水戸ホーリーホックの公式戦初対戦が実現 あれ?大型ビジョンのチーム名が…


9日に行われたルヴァン杯1stラウンド1回戦でAC長野パルセイロと対戦した水戸ホーリーホック。
これまで公式戦での対戦はなく、この試合が両チームの初顔合わせとなりました。






今回はAC長野パルセイロのホーム開催。

しかし、ただでさえ名前の間違えやすさに定評のある水戸ホーリーホック戦。
ルヴァン1回戦で、カテゴリ違いの相手。
しかも初対戦……何も起きないはずがなく……






大型ビジョンにデカデカと「水戸ホーリック」表記を出してしまう痛恨のやらかし発生。
(※誤表記は試合中に修正されたそうです)



人はなぜ水戸ホーリーホックの名前を間違えてしまうのか……

数ある誤記パターンの中でも、特に「水戸ホーリック」はトップクラスの頻出事例
「ホーリーホックス」や「ホーリーホリック」に比べると明らかに音も文字数も足りず違和感あるはずなのに、なぜか定期的に発生しています。








なぜ「ホーリック」という誤記にこれほど強力に引き寄せられてしまうのか。
その原因をいくつかの視点から考察してみました。



ホーリック/ホリックの言いやすさ、ホックの言いにくさ

水戸ホーリーホックが「ホーリック」と間違えられやすいのには、日常的に馴染みのある言葉の存在と、音の響き(言いやすさ)が大きく関係していると考えられます。





接尾語としての「〜ホリック(-holic)」のイメージ
英語の「-holic(ホリック)」は、「〜中毒」「〜に夢中な人」を意味する言葉(例: ワーカホリック、アルコールホリック、「XXXHOLiC」など)。
日本語のやテレビ・ネット等でも「◯◯ホリック」というフレーズが頻繁に使われるため、うろおぼえの「ホーリーホック」が、頭の中で無意識にこの馴染みのある単語へ変換されやすくなり、「ホー……ック?ホーリ……ック?……ホーリック!」と辿り着いてしまいます。



語尾「ホック(Hock)」の馴染みのなさ
正しいチーム名の「ホーリーホック(HollyHock)」は、水戸徳川家の家紋である葵が由来で、英語で立葵(タチアオイ)を意味します。
holly(聖なる)+アングロサクソン語由来のhock(銭葵)で立葵という意味なのですが、日本人にとって「ホック」という単語単体は衣服の留め具(hook)と過熱調理した芋の擬音くらいしか馴染みがなく、結果として似た音で聞き覚えのある「ホリック」に引きずられてしまいます。
(ちなみに、綴りが似てるホッケー(Hockey)は古期フランス語で「羊飼いの杖」を意味するhoquet由来なので別物)



発声時の“音滑り”
「ホーリーホック」は「ー(伸ばす音)」と「ッ(詰まる音)」が混ざり、馴染みのない「ホック」で締めるという音滑りが起きやすい組み合わせ。
早口で言ったり、言い慣れていなかったりすると、後半の「ホック」が滑って自然と「ホーリック」に化けてしまい、結果としてそれが認識を狂わせます。






音や表記が似ている言葉

上記の「ホリック」以外にも、似ている名詞・名称として以下のものが挙げられます。


ホーリックス(Horlicks)
イギリス発祥の麦芽飲料ブランド(粉末麦芽ドリンク)。
小麦や大麦の芽を原料にした栄養ドリンクで、欧米やアジア圏(特にインドなど)で有名。
19世紀にこれを開発した創業者兄弟(ウィリアム・ホーリックとジェームズ・ホーリック)の苗字(Horlick)がそのまま商品名になったもの。






ホーリック、ホリク(Holik/Holić)
東欧系の姓。
チェコ出身の元NHLアイスホッケー選手「ボビー・ホーリック(Bobby Holík)」など。
チェコ語の“holič”(理髪師/床屋)、古スラブ語の “holъ”(毛がない/丸裸)などが由来の姓だといわれています。






ボーリック(Boric)
化学用語で「ホウ素の」「ホウ酸の」を意味する英語
ボーリック・アシッド(Boric acid = ホウ酸)。害虫駆除の食毒剤、殺菌剤などに使用。ホウ酸団子。






ボーリックァ(Boricua)
プエルトリコ人(またはプエルトリコ系アメリカ人)を指す愛称。
プエルトリコの人々が自分たちを表す際に使う言葉で、先住民タイノ族が島を呼んでいた「Borikén(ボリケン)」に由来。






フランク・ボーリック(Frank Bolick)
千葉ロッテマリーンズなどで活躍した野球選手。
元になるドイツ語の姓「Bolch(ボルヒ/ボルチ)=大柄な人」が、アメリカに移った際に英語風の綴りや発音(Bolick)に変化したものといわれています。









 

色々と挙げましたが、このような類似ワードの障壁によって本来の名称が脳の認識をすり抜け、うっかり「なんか聞いたことある単語」へとすり替わってしまう現象が起きているのです。

また、名称など単語の記憶が曖昧になっていると、脳は不足した情報を補おうとして、「自分にとってより身近で、思い浮かべる頻度の高い単語」「直近で使用していた単語」へと勝手に再構成(補正)してしまうもの。

これを心理学では「記憶の再構成」「プライミング効果」などと呼ぶそうで、要するに「うろ覚えの単語(ホーリーホック)」よりも「聞き覚えのある別の単語(ホーリック、ホリック、ボーリック)」の方が脳の引き出しから取り出しやすいため、自然とそちらに引っ張られて「ホーリック」等へと化けてしまうのです。








では一体どうすればいいのか……

どうすれば脳が記憶の再構築を拒めるのか……プライミング効果にあがなう術はあるのか……

結論としてはシンプル。
「固有名詞は手打ちせずコピペする」。これに尽きます。

手入力せざるを得ないときは、「どこかに罠が潜んでいるかもしれない」と警戒心を持って見直すしかありません。






受難の水戸ホーリーホックだけど

そんなわけで、なにかと間違えられやすい水戸ホーリーホックですが、日本のプロサッカー最高峰カテゴリーで、最も露出が高いJ1リーグに所属している今こそ、正しいチーム名を世へ知らしめる絶好のチャンス!

初のJ1挑戦ながら、チームは現在5戦無敗と大健闘中。
もうホーリックやホーリーホリックやらホックホックなんて呼ばせないくらいの躍進を期待しましょう。




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20 コメント

  1. FC大阪やばいだろ

  2. このくだらなさこそドメサカよ

  3. 水戸立葵警察が動かないと思ったらこんな記事作ってたの草

  4. ホーリーホクッは殿堂入りしてるよね

  5. もう開き直ってボーリックナイトやろうよ

  6. ホックなんてブラホックぐらいしか聞かねえ

  7. 皆水戸中毒なんだよ

  8. 想像以上に力作記事で草
    管理人ちゃんは水戸ちゃんさん好きすぎ説

  9. ありがとう……力作すぎる……
    正直ここまで広げるとは思わんかった
    そういや他サポの友達もホーリックって(口頭で)言ってたな
    数ある誤解誤読誤表記の中でもホーリックが多めな印象

  10. 「過熱調理した芋の擬音」

  11. >過熱調理した芋の擬音くらいしか馴染みがなく
    うれしさを隠しきれない様子を表す擬音としても使えるぞ

  12. マリーンズとコラボして、ゲストにボーリックを呼んだらどうかと。

  13. このチャンスを待っていたといわんばっかりの記事で草

    サッカーメディア・クラブ関係者はせめて辞書登録しておいてくれってのは前にもどこかで言われていた気がする

  14. レッツゴーボーリック

  15. メインでビジョン見えてたけど全然気づかんかったw
    ゴール裏からはビジョン見えないから水戸サポの大半は知らずにいたはず
    このあと音響もトラブルで長野のスタメンは名物MCさんがピッチ内でトラメガでやってた

  16. マリノスの天皇杯見に行った時に近くのおっちゃんが何度も『ルヴァン』がさーって言ってて、ルヴァンカップの話???って思ってたら、『ルベン』・ブランコの事だった。
    でも、チャントの時は『ルベン』って言えてた。

  17. 管理人の熱量のこもった記事で草
    でもせっかくコラボマッチとかしてたのに肝心なところでやらかしてて水戸さんには申し訳ない

  18. まさかドメサカさんでボーリックを聞くとは…
    パワプロで使ってたなー

  19. なんだこの記事…

  20. まさかこのサイトでホーリックスを見ることになるとは
    ニュージーランドの競走馬でジャパンカップを勝ってJRAのCMに起用された怪物です

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